野々宮神社

野々宮神社御本殿
ご祭神
素盞鳴命  火産霊神  菅原道真公
ご祭神にみられるとおり、発火と鎮火並びに文字の神々であり特に火産霊神に因んで野々宮は火の宮とも称され十月の秋例祭とともに十二月には火祭りの神事が古くから盛大に今もなお続けられている。

合祀の神々
明治期になって次のお社が本殿に合祀された。
*愛宕神社 火産霊神  畑山                *厳島神社 市杵姫命  東山
*東山神社 大年祭   百済(現北条)           *八坂神社 素盞鳴命  楢葉
*菅原神社 菅原道真公 高揚(現北町)           *八坂神社 誉田別命  百済(現北条)
*菅原神社 菅原道真公 八田(現東八田)

創建
和泉国大鳥郡深井荘野々宮香林寺略縁起によるともともと(現深井中町)にあった香林寺が天正年間(一五七三〜一五九一年)の兵火で諸道悉く灰尽と化したので当時奥山(現在地)に春日社領として広い野々宮の地に転座した。史実からみて野々宮神社の建立については、詳ではないものの尠くともいまから四百年以前には既に創建されて明治四年神仏分離により現在の姿になったものでまことに由緒あるお社と申される。

末社等
等神社境内には稲荷神社 春日神社 八幡神社及び厳島神社の四末社があり伊勢神宮遥拝所も設けられている。
稲荷神社 御祭神 稲荷大社 春日神社 御祭神 春日大明神 住吉大明神
八幡神社 御祭神 大国主神 誉田別命 厳島神社 御祭神 市杵姫命(弁財天)
伊勢神宮遥拝所
野々宮神社

主祭神は素盞鳴命・火産霊神・菅原道真公で境内社として稲荷神社・春日神社・八幡神社・厳島神社を配祀している。

当社の起源は不詳だが、古くから農業の守護神であり深井村及び近郊の人々の産土神として崇拝されてきたが、明治政府の神仏分離令で、香林寺を廃寺として、神社として独立した。

また明治政府の神社合祀策により、明治42年(1909)深井村の愛宕神社と菅原神社、西百舌鳥村の東山神社と八幡神社、久世村の厳島神社・八坂神社・菅原神社をそれぞれ合祀した。

境内に残る石灯籠の刻文に、「牛頭天王石燈籠泉州大鳥郡深井村壱対寛文暦癸卯十二月十三日」(1663)とあり、他に天満宮常夜灯一対など昔の石造物が多数残されて賑を極めた昔が緒も偲ばれる。

10月の秋季例祭には各町地車16台が宮入し勇壮さを競っている。12月第2日曜日に火祭りの神事が行われ鎮火御幣を参詣者の請いにより授与している。

 


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